プラスチックカードのエンボス加工とは?利用場面は?

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クレジットカードやキャッシュカードをご覧になると、番号や氏名が浮き出て表示されている加工があるかと思います。このような凹凸のある文字の加工のことを、“エンボス加工”と呼びます。

今回は、プラスチックカードによく見られる“エンボス加工”について、ご紹介いたします。

プラスチックカードによく見られるエンボス加工

エンボス加工は元々、クレジットカードで決済する際に、カード上に表示されたカード番号や有効期限・氏名を簡単に伝票に複写するために開発されました。現在ではあまり見られませんが、インプリンターという機械を使用してカード表面の凹凸文字をインクがついたローラーで伝票に転記していたのです。

また、OCR文字としても広く普及しました。通常は、カードや印刷物などをスキャンすると画像として読み込まれますが、OCR(光学的文字認識)技術を利用すると、画像データの中から文字を見つけ出して文字コードに変換するので、テキストデータとして読み込むことができるのです。

上記のようなことから、エンボス加工はクレジットカードやその他の身分証などでも多く使用されるようになりました。

エンボス加工の文字の仕様はJISで定められている

OCR文字を読み取るための光学式文字読み取り装置が普及するにつれて、プラスチックカードの表面に記載されるエンボス加工の文字にも共通規格が必要となり、JISで定められた共通フォントが使われるようになりました。

エンボス加工には、独特なシンプルな形状の「ファーリントン7b」というフォントが使われています。

文字のサイズは大(7ピッチ)と小(10ピッチ)の2種類があります。
文字の種類は、数字・英字・カナの3種類です。

エンボス加工の詳細については、以下もご覧ください。
「メンバーズカードや診察券にも使用される“エンボス加工”のご紹介」

ICカードの登場でエンボスカードはあまり使われなくなった?

エンボス加工カードは、インプリンターと呼ばれる複写機で複写し、クレジットカード決済時の明細書発行をしたり、病院での診察券番号を管理する事務に使われることが多いカードでした。

磁気カードが登場した後も磁気と併用してエンボス加工が使われていましたが、最近ではICカードの登場とカードリーダーなどの普及により、機能的にはエンボス加工をする必要はほとんどなくなりました。

実際に、一部のデヴィッドカードやクレジット機能付き交通系カードにはエンボス加工がないものもあります。

しかし、昔からある大きな病院では事務処理に使われていますし、海外でもまだまだインプリンターを利用した決済が行われている地域もありますので、なくては困る場面も存在します。

エンボス加工は長期間使うカードにおすすめ

最近では、機能的には必要が少なくなったエンボス加工ですが、見た目の高級感や長期間文字の可読性を保つことができる点でまだまだ人気のある加工です。

通常の印刷ですと、財布やカバンに入れっぱなしにしていると表面がこすれて印刷された文字が消えてしまう恐れがありますが、エンボス加工ですと、たとえ表面の印刷がはがれたとしても、文字自体の凹凸があるので判別できます。

そのため、長期間使うことが想定される期限のないメンバーズカードや病院の診察券におすすめです。

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