ICカード(社員証や学生証)の転写シールをキレイに貼る方法
2017/02/03
セキュリティシステムの会社から支給されたICカードなど、直接文字や顔写真を印刷することが出来ないカードに、転写シールを貼って、社員証や学生証としてもお使いいただける方法があることはご存じでしょうか?
日本カード印刷のホームページ内でも、ICカード転写シールについて詳しく説明しています。
→お持ちのセキュリティカードと社員証を1つに!ICカード転写シールのご紹介
今回は、このICカード転写シールを”貼る”ことについて、詳しくご説明をいたします。
ICカード転写シールを貼るのは意外と難しい?
ICカード転写シールは、PVCプラスチックカードのちょうど半分くらいの厚みがあります。
私たちがイメージするような通常のシールとは異なり、ペラペラと薄いシールではありませんが、このICカード転写シールを貼るのは意外と難しいと感じる方も多いようです。
ICカードにピッタリとズレがないように合わせて貼るのはなかなか難しく、2~3枚ならまだしも、会社の規模が大きく従業員数も多い場合は、1000枚単位で転写シールの貼り付けを行わなければいけないこともあり、かなり大変な作業となります。
直接印刷が行えないICカード(セキュリティカード)を社員証として使うためには、欠かせない作業ですが、「キレイに転写シールを貼ることができない・・・」とお問い合わせをいただくことも多々あります。
作業を簡単にする”転写シール貼り付け用の治具”
ただ、ICカード転写シールの貼り付けが難しいからといって、セキュリティカードを他の会社に預けてシールの貼り付けを外注する会社は、ほとんどありません。
セキュリティ上の問題もありますし、ICカードの輸送中に破損してしまう可能性もなくはないからです。
そのため、自社でICカード転写シールの貼り付けを行うことがほとんどですが、この貼り付けをしやすくする道具があります。
それが、上の写真に写っている転写シール貼り付け用の治具です。
地具は、動きにくいように鉄で出来ており、ずっしりとした重みがあります。地具の中に、写真のようにICカードを差し込み、治具の内枠に沿って転写シールを張れば、ずれることなくキレイに仕上げることができます。
1枚1枚、スピーディに転写シールの貼り付けが行えるので、大ロットの社員証、学生証作りにも役立ちます。
日本カード印刷では、10,000円でこちらの治具を販売しています。
ICカード転写シールのご注文と一緒に承ることもありますし、「治具だけが欲しいです!」とお問い合わせをいただくこともあります。
セキュリティシステム用に作られたICカードは1枚あたりの単価が高いですが、ICカード転写シールを使うことで、社員の入れ替わりがあっても使い回すことができます。
もし、「転写シールを貼るのが難しい・・・」とお悩みの場合は、ぜひICカード転写シール貼り付け用の治具を検討されてみてはいかがでしょうか?