NFCとICカード、どっちが最適?用途別で選ぶカード活用術
公開日:2025/05/01
更新日:2025/05/01
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企業の認証管理や販促施策で活用されるプラスチックカード。「ICカード」は社員証や交通系のICカードなどである程度なじみがあると思いますが、最近注目されているのが「NFC(Nタグ)カード」です。
ですが、「Nタグカードって何?」「ICカードとどう違うの?」など、名前は聞いたことあるけど、いまいち使い方がわからない・・・という方も多いはず。
「違いがわかりにくい」「どちらが自社に合うの?」というお声も多く、今回は日本カード印刷が扱うカードの特徴と、活用事例をもとにした選び方のヒントをお届けします。
用途別の選び方や実際の活用シーン、導入前のチェック項目など、詳しく解説します。
NタグカードとICカードの違いとは?
まずは、NタグカードとICカードの基本的な特徴を整理してみましょう。
■ Nタグカード(NFC)の特徴
- ・カード内部に小型のNFCチップを内蔵
- ・スマホをかざすだけでURLやアプリ画面が即表示
- ・特別な読み取り機は不要、スマートフォンがリーダー代わり
- ・URLリンク・SNS・アプリDL画面など、自由なリンク設定が可能で、
- ・あらゆるWebコンテンツへワンタップでアクセス
■ ICカードの特徴
- ・ 非接触型だが、専用リーダーが必要
- ・社員証、交通系IC、入退室管理、決済など、セキュリティが最重要な用途向け
- ・Felica、MIFARE、ICODEなど規格が多様で、業務システムへの組み込みもしやすい
用途別メリット比較
使用用途によって、どちらが適しているかをまとめてみました。
ざっくり言うと、簡単に誘導できるなど、UX重視の場合はNタグカードが◎、
ログ管理や高度な認証などセキュリティ重視の場合はICカードが◎です。
用途 | NFC(Nタグ)カード | ICカード |
---|---|---|
プロモーション | タップでURL表示→簡単誘導(UX◎) | 難しい(リーダー設置が必要、コスト高) |
展示会・イベント | 片手で配布→即コンテンツ閲覧 | 配布後、別途機器設置・運用が必要 |
社内利用(会議室等) | 会議室前にカード設置→スマホがリーダー | 専用リーダー設置→費用・メンテが発生 |
入退室管理・認証 | 簡易入退室のトリガーには可 | 高度な認証・ログ管理に最適(法令対応可) |
実際の活用シーンを紹介
実際の活用シーンごとの利用方法を事例としてご紹介します。
事例1:訪問営業スタッフが配布するNタグカード
ある訪問型営業を行う企業では、スタッフにNタグカードを1,000枚単位で配布。
顧客に手渡すことで、スマートフォンをかざすだけで自社サービス紹介ページやアプリDLリンクを表示する仕組みを導入しました。
<メリット>
- ・紙のチラシやQRコードと違い、非接触・瞬時に表示
- ・リーダー機器が不要なため、導入コストが抑えられる
- ・利便性とUXの良さで、販促効果とブランド印象が向上
- 他にも下記のような活用事例もあります。
事例2:展示会ブースでの導線最適化
展示会のブースにNタグカードを設置し、来場者がスマートフォンをかざすだけで資料PDFや紹介動画をその場で閲覧できる仕組みを導入。QRコードの読み取りよりも動作がスムーズで、ブース滞在中の情報接触率とリード獲得数アップを狙うことができます。
事例3:社内会議室の予約状況確認
会議室の入口にNタグカードを設置し、社員がスマートフォンをかざすだけで当日の予約状況や入退室履歴を確認できるように。専用端末を用意する必要がないため、初期費用をかけずに省スペースで運用をスタートできます。
このように、Nタグカードは「使ってもらいやすさ」が鍵になるプロモーション施策に特に向いています。
こんな用途にはどちらが向いている?
Nタグカードが適している場面
- ・イベントや展示会での製品紹介
- ・アプリDL、SNS誘導、Webリンク案内
- ・社内利用(会議室の利用状況確認、天気予報などへの即アクセス)
ICカードが適している場面
- ・社員証や入退室管理
- ・会員証などの個人認証用途
- ・リーダー端末と連動したセキュリティ管理
導入前に押さえたいチェックリスト
導入前に、下記の内容を整理しておくと、どちらが最適化を選択しやすいです。
ご利用用途・シーンにあわせてまとめてみてください。
- ・利用シーンの明確化:Web誘導?社内認証?初めに用途を定義
- ・必要台数・運用性:1枚〜数百枚〜数千枚、配布・設置のスケール感
- ・コスト試算:リーダー機器不要 vs. システム連携コスト
- ・セキュリティ要件:個人情報取扱い、ログ管理の必要性
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