ICカードは履歴が残る!便利だけど個人情報の心配も

ICカードは履歴が残る!便利だけど個人情報の心配も イメージ写真

SuicaやPASMOなどの交通系ICカードは、改札にかざすだけで運賃を支払うことのできる便利なものです。
薄い1枚のカードには膨大な情報を記録することが可能で、実際に「履歴」となって残ります。
ツールやアプリなどを導入すれば、企業内の交通費精算における従来の負担を軽減できるでしょう。

一方、便利さの向上にともない、個人情報の面で懸念の声も生まれています。

今回、ICカードに履歴が残る仕組みをもとに、履歴の確認方法やデータ量、個人情報漏えいのリスクを説明します。

交通系ICカードで履歴をチェックできる仕組みとは?

交通系ICカードは、読み取り機に触れることなく情報を伝達できるため「非接触ICカード」とも呼ばれます。
非接触ICカードは内部にICチップが埋め込まれており、そこにデータが記録されます。

交通系ICカードにおいては以下の履歴がデータに該当します。
・残高
・利用日
・利用駅・
・種別(入、出)

なぜICカードを改札にかざすだけで通過できるのか。
それは、非接触ICカードがいわゆる「磁気カード」とは仕組みが異なり、電磁誘導(RFID)の技術を用いたものだからです。

読み取り機から出ている電磁界にカード内のコイルが通過すると、電力が発生します。
これにより、ICチップ内の情報をやり取りすることが可能になるのです。
さらに、コイルから読み取り機も電磁界でつながれているため、端末で履歴を確認することができます。

交通系ICカードの履歴を確認するには?

ICカードの中でも、WAONやnanacoなど電子マネー系カードであればインターネット上で履歴を閲覧することができます。
しかしながら、交通系ICカードではそれができないようになっています。

PASMOにおいては、2012年3月まではホームページで履歴を確認することができました。
が、個人情報漏えいのリスクやプライバシーの観点からサービスが廃止されています。

では、交通系ICカードの履歴を確認したいときはどうすればよいのでしょうか。

・端末を使用する

一つめの方法は、駅の券売機やバスの営業所などに設置されている専用の端末を使用するというものです。

(例)Suicaの場合
1.Suicaエリア内の自動券売機、もしくは多機能券売機の画面上で「チャージ(入金)」にタッチします。
2.ICカードをカード挿入口に差し込みます。
3.「履歴表示」のボタンを押します。(印字したい場合は「履歴印字」)

Suicaの場合、履歴表示は直近の利用分20件まで、印字は100件まで行うことができます。

・スマホアプリを使う

二つめの方法は、スマホアプリを使うというものです。
端末にアプリを導入し、ICカードをかざすだけで履歴や残高の確認ができます。
ただし「NFC対応」のスマートフォンに限られます。
NFCとはNear Field Communication(近距離無線通信)のことを意味しており、この機能があれば非接触ICカードの情報を読み取ることが可能です。

・モバイルやパソコンを使う

Suicaの場合、モバイルSuicaに会員登録することで履歴をみることができます。
パソコンからでもモバイルSuicaのサイトにアクセスすれば履歴閲覧可能です。
PDFでダウンロードして印字することもできます。

また、パソコンに「PaSoRi(パソリ)」と呼ばれるカードリーダーを繋げば、ICカードをかざすだけで履歴の確認ができます。

 ICカードのデータ量について

磁気カードはカードの片面に磁気ストライプ(テープ)が貼り付けられています。
その中にデータが記録されているのです。
一方、ICカードはICチップが記録媒体となり、磁気ストライプよりも多くの情報を保存することが可能となります。

磁気カードのデータ量が8バイト(B)であるのに対し、ICカードのデータ量は2キロバイト(KB)から1メガ(M)となっています。
記録できるデータ量が多いのもICカードの特徴です。

ICカードで個人情報が漏れてしまう?

交通系ICカードはその性質上、個人情報漏えいプライバシー侵害のリスクが少なからず存在します。

ICカードから個人情報が漏れてしまうプロセスには二通りあります。

まず一つは履歴によるものです。
利用日や利用した駅などの情報があれば、ICカード所持者の行動パターンをある程度把握することができます。
例えば、その日のはじめに利用した駅は自宅の最寄り駅であること、下車した駅が勤務先や通学先であることが分かります。
SNSの書き込みなどと紐づけることで個人を特定できる可能性もゼロではありません。

そして、もう一つがサーバーへの登録情報によるものです。
交通系ICカードには無記名式と記名式とがあります。
無記名式は個人情報が登録されていないICカードのことを指しますが、記名式はその逆です。

氏名、生年月日、性別、電話番号がサーバーで管理されているため、万が一紛失したときには利用停止や再発行が可能となります。
とはいえ、ICカード自体に個人情報が登録されているわけではありません。
紛失時に駅の窓口で手続きを行う際、公的証明書の提示が求められます。
記名式のICカードで個人情報が漏れるとするならその際です。
ただし、駅職員の道徳に関わる問題ですので、リスクはそれほど高いとはいえないでしょう。

まとめ

利便性をもったICカードですが、悪用される危険性も潜んでいます。
あらゆるリスクを認識した上で管理を行うことが大切ではないでしょうか。
実際、個人情報に対して不安を抱えている方もいることと思います。
紛失や置き忘れなどに十分注意し、ICカードが第三者に渡ることのないように努めたいですね。

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